高校時代に好きだった千尋との想い出ばなし。(カルボナーラ編)
どうもっ
しゃっくりだよ~~。
いや~12月って寒いですね~。。
僕の住んでる沖縄でもとうとう20度をきっちゃいました。。。
もう寒くて冬を越えられるかどうか…(笑)
さっさっ!
そんな僕の状況は置いておいて…!
今日はずっと前から記事にしたいなぁ~と考えていた恋ばなの話。
そう!僕の高校時代の甘い記憶…青春話をしたいと思います!!(やっとかぁー)
やっぱりね。
好きだった子の記事を書くってなると色々思い出して幸せな気持ちになるんですよね~…はぁ…なつかしいなぁ~(しみじみ)
もうね。下書きの段階でキュンキュンしておりますよ!笑
よし…!!
書くすぞーーーー!!!
好きだった人はちょっと変わった子。
みなさんの好きな異性のタイプってなんですか??
可愛い仕草のある人ですか?
それとも…カッコイイ顔立ち?
見た目以外にも好きになる理由ってのはあって、『優しい柔らかな雰囲気が』とか。
『明るい元気がもらえるところ』とか。
多分ね。
人それぞれいろんな好きなタイプがあると思います。
高校生だった当時の僕の好きなタイプは…
ズバリ!!
人とは違った変わった子
でした。
イメージしやすく言葉で表現するなら…
『ミステリアス』『変人』『ぼっち』『暗い』
こんなところでしょうか…(笑)
…ごめんね。千尋。ディスってるわけじゃないよ…!!(笑)
…そう!!
僕が高校2年間好きだったその子の名前は千尋(ちひろ)です。(笑)
雰囲気はそんな感じでちょっと変わった不思議な子でした。
当時の僕はというと高校入学時の最初の自己紹介が終わった後、クラス全員に話かけるというあらわざをやってのけたせいか、クラスでは話せない人がいないクラスの人気者みたいな立ち位置でした。(自分でいうのもなんですが。)
そんな僕だからこそ、誰とも関わりをもとうとしない千尋って人間は奇妙にうつりました。
男女関係なく喋りかけていた僕だったので、もちろん例外なく千尋とも仲良くしたい。最初はただ、そんな単純な動機で積極的に話しかけていた気がします。
話していくと彼女の感覚は他の人とは違っていて、正直、喋っていて全然話が合いません!(笑)
好きなアーティスト、趣味、価値観、笑うツボ、そのどれもが全く噛み合いませんでした。
それでも彼女と喋っていると奇妙な感覚に襲われたのです。。
それは…
『千尋と仲良く喋れる人は僕しかいない。』
そうです。
これが僕の独占欲が芽生えた瞬間です。(笑)
記事予定:しゃっくりの黒歴史。
だけどとうの千尋はというと、独占欲どころか恋愛感情すら今までもった事がないのだそう。
ここから約2年間、千尋への届くことのない片思いの高校生活と千尋が人になるまでの物語がはじまるのでした。。
記事予定:千尋が人になるまで。
記事予定:人生初の告白と片思いの先に。。
記事予定:しゃっくりの初彼女。
想い出のカルボナーラ
片思いの日々というのは、苦しくも淡く、片思いならではの良さがありますよね??
『あの人からの連絡はまだかな?』と携帯を開いては閉じて、閉じては開いてを繰り返した夜。
『え、あの言葉の意味って僕のこと好きってこと!?…そこまでいかずとも興味はあるってことだよね?!』と、1人妄想して盛り上がって勘違いした今考えれば恥ずかしい日々とか。
そんな好きな人のちょっとした言動なんかで何でもない日常が、突如色づき出して幸せで溢れる、、、それが片思いの『醍醐味(だいごみ)』じゃないでしょうか??
高校生だった僕もその醍醐味から外れることなく、日々、千尋という女子に振り回され過ごしていました。
またその日々は決して嫌なものではなく、常に毎日をキラキラで満たしてくれていました。
そんなある日のことです。
しゃっくり『えっ、千尋って料理もできるの!?すごい!!ほんと何でもできるんだね!』
と、はたから見たらすぐお世辞とわかるような事をべらべら言う自分を叱りたくなりますが、この時はほんと『ナイス僕!』と誉めてあげたいぐらいでした!(笑)
というのも、この僕の分かりやすいお世辞に気分をよくしたのか、千尋が明日のお弁当を僕に作ってきてくれるというのです!!!
そう!男子高校生憧れの手作り弁当です!!!
千尋『何か作って欲しいものある?』
しゃっくり『え、本当にいいの…??マジで嬉しんだけど…///(照)…じゃあ、肉じゃがとか…は?』
皆さんはご存知だろうか。
男性が女性に作って欲しい料理TOP3を!!
第1位 カレー
第2位 味噌汁・豚汁
第3位 肉じゃが
お分かりいただけただろうか?
昨今、時代は急激に近代化が進み、食文化も和食から欧米化。そして今では多様化している。色んな国の様々な食べ物や料理が輸入され我々の胃を満たす。。
だが、この多様化の流れを受けた現代においても。
肉じゃがという料理は、我々日本男児の心に深く…深く根付いている。(しみじみ…)
千尋『えー、肉じゃがは嫌だ。』
『肉じゃがは嫌だ。』
『嫌だ。』
………!?
………え、(さっき自分で聞いてきたのに…)
しゃっくり
『…だ、だよねー、僕もそう思ってた!
なんか肉じゃがが男性が食べたい食べ物3位とかテレビで見てさ!
「へぇー世の中の男性はそんなこと思ってるのかーへぇー」とか思って言ってみたけど、やっぱりないよねー…(震え)』
(心の声)「カルボナーラ…なにそれ、食べたことないんだけどぉ…」
しゃっくり『めっちゃ好き!!え、なんで分かったの!?僕がカルボナーラ大好物だって!!!』
千尋『なら良かった。じゃあ明日作ってくるから絶対お昼他の食べないでね』
しゃっくり『(千尋のことが)好きだもん。。。もちろんです…!!はい!!!(全力)』
その日は、ワクワクしすぎて眠れない夜を過ごしました。。。
~翌日のお昼休み~
2人でいるところを誰かに見られたら不味いかなーと思い、(のちの調査で僕が千尋を好きなことはクラス全員知ってました)誰もいないベランダにいき、教室から見えない位置で千尋とふたりお弁当を食べることにしました。
今考えるとめっちゃくちゃ怪しいですよね!(笑)
ちなみにこの時教室ではとうとうしゃっくりが千尋にチューを迫ったんじゃないか!とあらぬ噂がたったそうです。(みんなひどい…)
そんな噂がたっているとはつゆ知らず、千尋からのお弁当箱を受け取りニヤケが止まりませんでした。
千尋が渡してくれたお弁当箱は、僕のイメージしたザ・女の子とはかけ離れた、いわゆる普通のお弁当箱。
だけどもう好きすぎて関係ありません。
なんなら、やっぱり千尋は大人びてるなぁ~うわぁ~好きだわ~なんて思っていたくらいです。(笑)
そんな魔法が解けたのはお弁当箱の蓋を開けた時でした…。
蓋を開けるとそこには…。
白い汁につかったパスタがありました…。
(心の声)「…え、きもっ」
それが正直な感想でした。
見るからにそれは…
『食べ物』と呼ぶにはふさわしくない姿をしていました。。。
カルボナーラを知らない僕だってわかる。
ソースがあまりにも液体すぎる。
まるでそれは…牛乳を上からかけただけの麺。
そう言って過言ではないと思います。
それくらいにそのソースはパスタに絡むことなく、パスタは白い液体に浮いている様でした。
しかし、僕は食べる前から決めていることが1つあったのです。
"絶対美味しいって言おう"
だから僕はこの日好きな人に嘘をついた。
…パクリ。
………(おえーーーーーー)
予想通り、いやこの場合予想外にそれは食べられる物からかけ離れていました。一線を越えていたのです。
ここで吐かなかった自分を素直にほめてやりたいぐらい。それぐらいの…恐ろしい料理?でした。。。
千尋『……美味しくない?』
ドラマやマンガではこの場合、ときめいてしまうはずのシーンだろうが、実際現実に起きてしまうとただの地獄だと知った。
美味しいと言わなければいけない事がこんなに苦痛だとは思わなかった。
しゃっくり
『そ、そそそそそんな事ないじゃんかーー!!
あまりの美味しさに絶句しただけだよ!!
…え、嘘でしょ!???
…え、めっちゃくちゃ美味しんだけど!!!
…え、まって、まって、まって、、何このすーっと広がる乳製品の濃厚なソース!!
…え、天才!?!?千尋ってもしかして料理の天才なの!?!!』
嘘のような本当の話である。
この時の僕は、当時で知っている限りの単語を総動員して…千尋をほめた。
…ほんとほめた。
…めっちゃほめた。
だけどいかんせん。。。
牛乳ぶっかけパスタを挟んだ箸が進まない。。。
あっ、いや、、、カルボナーラか。
そう。そのしたたるカルボナーラを持った右手が止まったままなのだ。
口は達者に動くのに…だ!
身体は正直なものだとこの時身をもって知った。
"好きな人が作ったから"は限度を超えれば意味をなさない。
だって人間は感情の生き物なのだから。。。
いかがだったでしょうか?
今回は僕の淡い青春時代の衝撃的なカルボナーラについてお話させていただきました。
心なしか千尋も照れくさそうに喜んでいて、ますます僕らの仲を深めてくれた出来事になった気がします。
当時の僕は若かった。
若かったゆえに、真っ直ぐに千尋を愛したのかもしれません。
この記事で1人でも青春の尊さと危うさを知り、恋とは時に死地に飛び込む覚悟が必要なんだ。ということを知ってもらえたら幸いです。
ps.大人になった現在、改めてカルボナーラにチャレンジしてみたのですが、めっちゃくちゃ美味しくて僕の大好物になりました!
カルボナーラ最高!!
おしまい。
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